2014-01-01から1年間の記事一覧

強いニッポン?

子どもに対して「強い子になれよ」などと励ます時、それは決してイジメやカツアゲをする子どもに育つことを期待して言っているわけでは無い。(当たり前だ)「強い」という言葉が何を指すかは、人によって優しさだったりタフさだったり様々だろうが、物理的…

広告から見る新聞業界2

若者が新聞に感じる疎外感は、妄想ではない。現実に、新聞という媒体にとって、若年層はお呼びではないのである。読者の圧倒的大多数は高齢者で、紙面も広告も、専ら彼らに向けて作られている。「尿漏れパット」は、その象徴だ。本日(12月30日)付けの北海…

広告から見る新聞業界

概要現在、日本で発行されている(スポーツ紙や夕刊紙を除く)新聞の大部分は、自らをクオリティーペーパーと名乗っています。特に全国紙は(産経を含めた❗️)全ての会社が、自らを高級紙と自称して憚らず、見上げたことに、しばしば紙面の中でそのような趣…

「娯楽差別大国」ニッポン

生活保護の住宅扶助引き下げへ 厚労省が方針 (朝日新聞デジタル)厚労省は、生活保護受給者に対する住宅扶助を引き下げる方針を決めたようだ。詳しくはhttp://www.asahi.com/sp/articles/ASGDV5GMYGDVUTFL004.html を読んでいただきたいが、何とも滅茶苦茶…

有馬記念回顧 史上最強牝馬、暮れの中山に誕生す

第59回有馬記念は、4番人気の5歳牝馬ジェンティルドンナが直線半ばで先頭に立つとそのまま後続を振り切り、優勝した。同馬はこれでGⅠ7勝目。1馬身差の2着に、内から伸びた3歳馬トゥザワールド。1番人気のゴールドシップは3着に敗れ、以下ジャスタウェイ、エ…

有馬記念展望〜エピファネイア連勝なるか

注意 このエントリには、競馬予想会社の広告が貼られています(12月28日現在は、『今秋「G1」10戦10勝の絶対的信頼』という広告)言うまでも無く、これらは全てインチキです。絶対に引っ掛からないようにしましょう。今年も残すところ数日となった。私個人と…

ブラック企業は増殖する

ブラック企業問題は「嫌なら辞めればいい」という個人的な問題では断じてない。また、自分の職場はブラックではないから関係ないという態度も正しくない。なぜなら、ブラック企業は増殖するからだ。少なくとも短中期的には、ブラック企業の経営は強い。マト…

植村隆元記者の雇用継続について

北星学園大学は、非常勤講師として雇っている例の元朝日新聞記者、植村隆氏を来年度も雇用するようだ。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141216/k10014031631000.html私は、慰安婦問題に関して、彼の責任は軽くないと考えているが、それは言論で追及してい…

お国の一億円よりも、自分の百円が大切だ❗️

当たり前だが、「国家」は生き物ではない。国民が国家に対して奉仕したり、あるいは裏切ったとしても、「国家」が無生物である以上、それ自体が喜んだり悲しんだりすることはない。喜んだり悲しんだりするのは、「国家」の中の人間であり、それは多くの場合…

朝日新聞社の面接

朝日新聞の面接を受けたときの話をしよう。この話は、あまり長くならない。一次面接で死んだからだ。試験の手応えは全く無かったので、落ちてもあまり傷つかなかった。同時に、あまりにも惜しくない負け方をしたので、予定していた秋採用の受験は見送った。…

社会保障の復活で、ブラック企業は退治できる

ブラック企業をなくすためには、どのような政策が有効なのか。結論から言います。生活保護を受けやすくする。ズバリ、この道しかありません❗️以下、その理由を説明します。そもそも、なぜブラック企業で働く人がいるのか。「そんなに嫌なら辞めればいいのに…

悪夢のうんこ投げ競争システム

「うんこ投げコンテストの優勝者は、うんこを一番遠くへ飛ばした人ではなく、一番手を汚さなかった人である」という言葉がある。小説家のスティーブン・キング氏が言ったらしいが、中々面白い例えだ。この話の意味するところは明らかで、バカバカしい競争に…

軽減税率という愚策

軽減税率導入は、愚策である。私はこの制度に、はっきりと反対する。理由は後述するが、これほど不公平かつ非効率な政策は、中々あるものではない。絶対に、実現してはいけない。自民党圧勝の影に隠れたが、今回の選挙では、公明党も着実に議席を増やした。…

共産党躍進の影の主役

選挙は、大方の予想通り、与党が圧勝した。私は、自民党も公明党も大嫌いなので、今回の結果については、勿論、残念ではあるのだが、そんな私ですら、今回は正直なところ、与党が勝ってもしょうがないなと思った。何しろ、他に魅力的な選択肢がまるでなかっ…

オススメの本 ほんとうの中国の話をしよう

今日紹介するのは、『兄弟』や『活きる』などのベストセラーで知られる、現代中国を代表する作家、余華さんのエッセイ『ほんとうの中国の話をしよう』です。この本は、面白いです。少々高いですが、十分買う価値がありますので、是非とも読んでみてください…

新聞の、これから

タイトルは、昔NHKで放送していた「日本の、これから」のパクリです。新聞業界の課題として「年寄りしか新聞を読んでいない」ことがよく挙げられます。しかしこれは、新聞業界の問題点を示す表現としては、間違いとはいえませんが、正確でもないと思います。…