何が必需品かを決めるのは国家の役割では無い

タイトルは言うまでも無く、今話題のピケティ教授の名言「名誉ある人間が誰かを決めるのは国家の役割では無い」のパクリです。言いたいことは、以前のエントリ 

軽減税率という愚策

http://hikokumin1.hatenablog.com/entry/2014/12/15/195319
で述べたことと全く同じです。ピケティ先生の勲章辞退を聞き、何となく頭に浮かんだフレーズをそのま書いてみました。

それにしても、「安倍政権支持が社是」である読売・産経はともかくとして、毎日新聞までが軽減税率賛成に回っているのを見ると、左寄りを自覚する人間としては大変悲しくなります。ハッキリ言いますが、リベラルを自称する者が軽減税率を求めるなど自己矛盾以外の何物でもないからです。

国家による必需品の指定は、言うまでもなく、国家による標準的な生き方の指定と同値です。卑しくもリベラルを自称するマスコミが、如何に経営が苦しいとはいえ国家による束縛を自分たちから求めてどうするのでしょうか?

残念ながら、新聞は少々長生きし過ぎてしまったのかもしれません