社会一般

落ちこぼれた若者が「希望は戦争」を読んで考えたこと

新年向きの話題ではないが、赤木智弘さんの論文『31歳フリーター 希望は、戦争』を読んで以来、ずっと考え続けていたことをこの機会に述べておこう。最初に断っておくと、私は彼の問題提起に関して、現時点でも自信を持って話せるような明確な結論を得ていな…

強いニッポン?

子どもに対して「強い子になれよ」などと励ます時、それは決してイジメやカツアゲをする子どもに育つことを期待して言っているわけでは無い。(当たり前だ)「強い」という言葉が何を指すかは、人によって優しさだったりタフさだったり様々だろうが、物理的…

広告から見る新聞業界2

若者が新聞に感じる疎外感は、妄想ではない。現実に、新聞という媒体にとって、若年層はお呼びではないのである。読者の圧倒的大多数は高齢者で、紙面も広告も、専ら彼らに向けて作られている。「尿漏れパット」は、その象徴だ。本日(12月30日)付けの北海…

広告から見る新聞業界

概要現在、日本で発行されている(スポーツ紙や夕刊紙を除く)新聞の大部分は、自らをクオリティーペーパーと名乗っています。特に全国紙は(産経を含めた❗️)全ての会社が、自らを高級紙と自称して憚らず、見上げたことに、しばしば紙面の中でそのような趣…

「娯楽差別大国」ニッポン

生活保護の住宅扶助引き下げへ 厚労省が方針 (朝日新聞デジタル)厚労省は、生活保護受給者に対する住宅扶助を引き下げる方針を決めたようだ。詳しくはhttp://www.asahi.com/sp/articles/ASGDV5GMYGDVUTFL004.html を読んでいただきたいが、何とも滅茶苦茶…

ブラック企業は増殖する

ブラック企業問題は「嫌なら辞めればいい」という個人的な問題では断じてない。また、自分の職場はブラックではないから関係ないという態度も正しくない。なぜなら、ブラック企業は増殖するからだ。少なくとも短中期的には、ブラック企業の経営は強い。マト…

植村隆元記者の雇用継続について

北星学園大学は、非常勤講師として雇っている例の元朝日新聞記者、植村隆氏を来年度も雇用するようだ。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141216/k10014031631000.html私は、慰安婦問題に関して、彼の責任は軽くないと考えているが、それは言論で追及してい…

お国の一億円よりも、自分の百円が大切だ❗️

当たり前だが、「国家」は生き物ではない。国民が国家に対して奉仕したり、あるいは裏切ったとしても、「国家」が無生物である以上、それ自体が喜んだり悲しんだりすることはない。喜んだり悲しんだりするのは、「国家」の中の人間であり、それは多くの場合…

社会保障の復活で、ブラック企業は退治できる

ブラック企業をなくすためには、どのような政策が有効なのか。結論から言います。生活保護を受けやすくする。ズバリ、この道しかありません❗️以下、その理由を説明します。そもそも、なぜブラック企業で働く人がいるのか。「そんなに嫌なら辞めればいいのに…

悪夢のうんこ投げ競争システム

「うんこ投げコンテストの優勝者は、うんこを一番遠くへ飛ばした人ではなく、一番手を汚さなかった人である」という言葉がある。小説家のスティーブン・キング氏が言ったらしいが、中々面白い例えだ。この話の意味するところは明らかで、バカバカしい競争に…

共産党躍進の影の主役

選挙は、大方の予想通り、与党が圧勝した。私は、自民党も公明党も大嫌いなので、今回の結果については、勿論、残念ではあるのだが、そんな私ですら、今回は正直なところ、与党が勝ってもしょうがないなと思った。何しろ、他に魅力的な選択肢がまるでなかっ…